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メンタルケアの道|うつ病治療は原因の除去から

寛解までの道のり

複数の人

完治ではなく、寛解を目指す

うつ病の場合は、完治の前に寛解(かんかい)を目指すこととなります。寛解とは、病気が治ったと「思われる」状態のことを意味し、そこからしばらく経過を観察し、再発しなかった時にようやく「完治」という言葉が使われます。なぜ寛解という言葉が使われるのかというと、うつ病は治療期間が非常に長いだけではなく、再発の可能性が極めて高い病気だからです。そのため、ひとまずは完治ではなく、寛解を目指して治療を行いましょう。参考までに、寛解までの道のりを紹介します。

完治までの道のり

うつ病には大きく分けて4つの段階があります。まず、前駆期です。これはごく初期症状であり、漠然とした不安やいらいらを感じやすい時期です。この時点ではまだ鬱になる前の段階であり、原因を取り除いて改善すれば治療もごく短期間で終わります。しかし、前駆期のうちに原因の改善が行われなかった場合、極期に入ります。この時点でうつ病が発生してしまいます。極期になると無気力、感情障害、ネガティブ思考、不眠症など、うつ病特有の症状が発生します。殆どの人はこの時期になって治療に入るケースが多いです。この状態になると、治療期間が爆発的に伸びてしまいます。この時期に、投薬やカウンセリングを行い、原因を究明し、きちんと治療を受けることで症状の回復速度は違ってきます。
治療を行うことによって人は回復期に入ります。この時期になると無気力ではなく少し前のように出かける意欲なども出始める場合もあり、症状が良くなったり悪くなったりを繰り返し、徐々に改善されていきます。そして、中間期に入ります。この時点で、うつ病は寛解したといえます。なお、寛解に至るまでの期間はおよそ3ヶ月ほどかかります。そして、寛解したといっても些細な原因がきっかけでまた再発する可能性が極めて高いため、寛解しても定期的な診断と投薬が必要になります。その期間は長くても半年ほどかかります。そして、半年ほどの経過を見て、投薬しなくて未発症しなくなり、問題ないと判断された時にようやくうつ病は完治したといえるのです。発症から完治までの期間はおよそ1年程度です。ちなみに、これは順調に進めばの話であり、症状によっては年単位で完治までに時間がかかることもあります。

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